咳(せき)は病院を受診する理由として世界で最も頻度が高い症状の1つで、咳が止まらなくて困った経験をした方も多いのではないでしょうか。
ひと言に咳といっても原因はさまざまで、季節性の感冒やインフルエンザ、肺炎、肺結核などの感染性疾患から、咳喘息や気管支喘息、花粉症などのアレルギー疾患、喫煙による肺気腫、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺癌や縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患、肺線維症や膠原病肺などの間質性肺疾患、逆流性食道炎など多岐にわたります。それぞれ疾患によって治療法は異なりますので、詳細な問診や適切な検査を行い、咳の原因を探ることが重要です。
当院では血液検査や画像検査(胸部レントゲン、胸部CT)、呼吸機能検査、呼気一酸化窒素濃度測定などの検査を行い、患者さまお一人おひとりに合った適切な治療を提案させて頂きます。
また、そのほか呼吸器疾患に関しては、慢性呼吸不全に対する在宅酸素療法の導入や身体障害者の申請、特発性間質性肺炎に対する抗線維化薬の導入や難病申請なども行い、アレルギー疾患に関しては、気管支喘息に対する生物学的製剤の導入や、各種アレルギーに対する特異的抗体の測定、アナフィラキシーに対するエピペンの処方なども行っております。
呼吸器疾患やアレルギー疾患に対する専門的な治療をご希望の方は、当院にご相談下さい。